4.6. 特定のソフトウェアパッケージの更新

開発環境を作成した後は、環境全体を更新するというよりも、パッケージを個々に更新するなどの変更が必要になることがあります。こうした変更では、トラブルシューティングや、インストールされているソフトウェアを特定のバージョンに更新するなどの、高度な作業を伴います。そうした場合は、Nintendo Dev Interface(NDI)で、パッケージのインストールを環境ごとに個別に管理することができます。環境全体の更新と異なり、パッケージは個別に任意のバージョンに更新できます。

各環境でソフトウェアを管理するには、以下の手順に従います。

  1. NDI を起動して「開発環境の構築・管理」をクリックします。
  2. 「開発環境の構築・管理」画面が表示されます。左側のリストで、変更する開発環境を選択します。
  3. 「管理」ボタンをクリックして、メニューから「開発環境の編集」を選択します。



  4. 現在インストールされているすべてのソフトウェアが「環境の構成」画面に表示されます。バージョンのドロップダウンリストボックスのオプションから、インストールのステータスを変更したいパッケージのバージョンを選択します。ほとんどの場合は、このときに別のソフトウェアバージョンを選択することになりますが、アンインストールや再インストールといった別の種類の変更も必要になることがあります。ほとんどの選択項目には、参考のために以下の記号が関連付けられています。
    1. アップグレードアイコン()は、ソフトウェアのより新しいバージョンが提供されていることを示しています。
    2. インストールアイコン()は、選択したバージョンのダウンロードとインストールが実行されるときに表示されます。
    3. 必須アイコン()は、選択したソフトウェアパッケージをインストールするために、別のソフトウェアパッケージを選択またはインストールする必要があると表示されます。
    4. 再インストールアイコン()は、再インストールするソフトウェアパッケージを選択すると表示されます。このオプションはすべてのソフトウェアに対して使用できるわけではありません。
    5. アンインストールアイコン()は、システムから削除するソフトウェアパッケージを選択すると表示されます。このオプションはすべてのソフトウェアに対して使用できるわけではありません。あるソフトウェアをアンインストールすると、他のソフトウェアが正しく機能しなくなることがあります。その場合は、アンインストールを続行すると警告が表示されます。
    6. ロールバックアイコン()は、ロールバックのオプションを選択すると表示されます。このオプションは、ソフトウェアパッケージが以前に更新されている場合に使用できます。このアイコンを使用すると、ソフトウェアパッケージが現在のバージョンからその前にインストールしたバージョンに戻されます。
    7. 赤色で表示された選択項目には他の選択項目との互換性がありません。
    8. 詳細については、ユーザーインターフェースリファレンスの「開発環境の編集」を参照してください。



  5. 目的のバージョンをすべて選択したら「次へ」をクリックします。「インストールパッケージ」画面が表示され、開発環境に加えられる変更の内容が示されます。
  6. 「インストール」をクリックすると更新プロセスが始まります。更新が完了すると「開発環境の構築・管理」画面に戻ります。