Nintendo Developer Interface(NDI)をインストールするときには、NDICmd プログラムもインストールされ、システムパスに追加されます。本セクションでは、NDICmd の設定方法および初期環境の作成と更新について説明します。以下の手順に従って作業を開始してください。
NDICmd では現在の構成を「グローバルステート」と呼ばれるオブジェクトに保存します。このオブジェクトはファイルに保存されます。デフォルトのグローバルステートファイルを生成するには、コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力します。
ndicmd SaveGS %LocalAppData%\Nintendo\NDI\NDICmdGS.json |
コマンドの /gs
スイッチを使用して、デフォルトのグローバルステートファイルを後でロードすることができます。
生成したグローバルステートファイルをテキストエディターで開き、以下のプロパティを編集します。テキストを含むプロパティは必ず引用符で囲み、パスを含むプロパティにはパスセパレータとして 2 つの円記号(\\)を使用します。
ServerID プロパティを、接続されているサーバーに変更します。例:"Nintendo Developer Portal"。ローカルキャッシュ内のパッケージを使用してオフラインでパッケージをインストールする場合は、このプロパティを「現キャッシュの場所にあるパッケージマニフェストファイルを使用してください。」に変更します。パッケージをオフラインでインストールする場合、インストールされるパッケージと、それらのパッケージの有効なマニフェストファイルがすべてキャッシュ内に存在する必要があります。
UserName プロパティを Nintendo Developer Portal のユーザー名に変更します。例:"MyUsername"。
DownloadCachePath プロパティを、ダウンロードしたパッケージの保存先ディレクトリに変更します。例:"C:\\NDI\\Cache"。
RootDir プロパティを、デフォルト環境のインストール先ディレクトリに変更します。例:"C:\\NDI\\Env"。
Name プロパティを、デフォルト環境に割り当てる名前に変更します。例:"Env1"。
Identifier プロパティを、デフォルトとして使用する開発機材の識別子に変更します。これはオプションであり、開発機材を更新する際に使用します。例:"DevSystem1"。
グローバルステートファイルを編集後、環境を作成する手順に進みます。次のコマンドを実行し、コマンドライン引数を適切な値に置き換えます。
ndicmd /i /gs Create "Name" "Platform" "Toolset" "Foundation" |
例えば、以下のコマンドは Switch SDK の環境を作成します。
ndicmd /i /gs Create "Env1" "Nintendo Switch" "Standard" "NintendoSDK" |
詳細は、Create コマンドドキュメントを参照してください。
環境を作成後、必要なパッケージを環境にインストールします。次のコマンドを実行し、コマンドライン引数をインストールされるパッケージのファミリーに置き換えます。
ndicmd /i /gs Install "Family" |
詳細は、Install コマンドドキュメントを参照してください。
パッケージを更新するには、次のコマンドを実行し、コマンドライン引数を更新されるパッケージのファミリーに置き換えます。
ndicmd /i /gs Update "Family" |
詳細は、Update コマンドドキュメントを参照してください。
単一パッケージの更新処理を行うかわりに、次のコマンドを実行して、すべてのパッケージの更新処理を同時に行うことができます。
ndicmd /i /gs UpdateAll |
詳細は、UpdateAll コマンドドキュメントを参照してください。