4.1. マスタリングオプションを備えた開発環境の作成

レビューを目的として任天堂に提出可能な環境は、マスタリング情報によって決まります。環境を作成すると、ベースバージョンで使用できるマスタリングのタイプが Nintendo Dev Interface(NDI)に表示されます。マスタリングオプションごとに、そのタイプの提出が受け入れられる期間を指定した日付範囲が示されます。マスタリング情報を備えた開発環境がインストールされている場合、マスタリング情報を持たないバージョンに更新しようとすると NDI が警告を発します。

環境を作成してマスタリングオプションを指定するには、以下の手順に従います。

  1. NDI を起動して「開発環境の構築・管理」をクリックします。

  2. 「サーバーからインストール」をクリックします。

    システム上に既存の環境がある場合は、画面左側の環境リストの上にある「開発環境の追加」をクリックしてから「サーバーから作成」をクリックします。


  3. 「ディスクへインストール」をクリックします。

  4. NDI にログインしていない場合は、各ユーザーのアカウントでログインすることを求めるダイアログボックスが表示されます。先の手順に進む前に、「サーバー」ドロップダウンリストボックスで「Nintendo Developer Portal」を選択し、Nintendo Developer Portal へのアクセスに使用している ID を「Nintendo Developer ID」に入力します。

  5. 「接続」をクリックします。

ログインプロセスの完了後、以下の手順に従ってください。

  1. 開発の対象となるプラットフォーム、およびツールセットを選択します(これらは標準の SDK の代わりにインストールできるスタンドアロンのオプションであり、例えばドキュメントがあります)。必要な選択を完了した後、「次へ」をクリックして次の手順に進みます。
  2. インストールするベースソフトウェアのバージョンを選択します。バージョンの左に表示されている情報アイコン()には、そのバージョンにマスタリング情報が含まれることが示されます。マスタリング情報を表示するには、その情報アイコンをクリックします。
    • 「マスター提出関連情報」ダイアログには各タイプの提出ごとのタイミング情報が表示されるほか、選択したバージョンに追加の注意事項があればそれも表示されます。表示された日付は、そのタイプの提出を任天堂がいつ検討の対象として受け入れるかを示しています。



  3. 場所を選択する画面で、システム上で環境のインストール先とするディレクトリを入力します。現在のソフトウェアを保持できて、今後の更新でさらに必要になった場合にも対応できるだけの空き容量があることを確認します。「次へ」をクリックして次の手順に進みます。
  4. 構成の画面では、ベースソフトウェアとともに、インストールする一連の追加ソフトウェアが含まれたバンドルを選択できます。すべての選択を完了したら「次へ」をクリックします。

ソフトウェアを選択してから、以下の手順に従ってインストールを完了します。

  1. インストールするソフトウェアの要約が、ダウンロードされるファイルの合計サイズと共に表示されます。「インストール」をクリックすると、ダウンロードとインストールのプロセスが始まります。

  2. インストールが完了したら、「完了」をクリックします。


  3. NDI が「開発環境」のリストに戻り、新しい環境が表示されます。