4.1. OAuth プロンプトの抑制
警告:

以下のセクションでは、実験的な機能について説明します。この機能は現行の NDP 認証方法に準拠しており、認証方法または他の何かが変更された場合、利用できなくなる可能性があります。  

特定の状況下では、ユーザーに認証情報の入力を求める NDID OAuth ポップアップウィンドウを避けることが望ましい場合があります。これは、CI 環境で開発環境のインストールを自動化する時や、人間の介入が実用的でない、またはまったく不可能な場合に特に役立ちます。この機能を使用するために NDICmd を設定するには、次の手順を使用します。


  1. インストールディレクトリ内に NDIGlobalConfiguration.config ファイルがあります(例:%PROGRAMFILES%\Nintendo\Nintendo Dev Interface)。テキストエディターを使用して XML ファイルを開きます。

  2. serverConfiguration/servers 要素の下に以下のように新しい要素を追加します。

    <add name="Nintendo Developer Portal (NO-POPUP)" uri="https://developer.nintendo.com/mugen/start" authenticationMode="OAuthEx"/>

    Name の属性は、それが存在し、かつリスト内の別の名前と重複しなければ任意のもので構いません。URIauthenticationMode 属性はきちんと一致する必要があります。


  3. NDIGlobalConfiguration.config を上書き保存します。

  4. NDICmd では、NDID アカウントを使用して新しいサーバーにログインするよう NDICmdGS.json (例:%localappdata%\Nintendo\NDI)を設定する必要があります。DataLocale は一般的には "ja" を指定、UserName やNonInteractivePassword はそれぞれ適切なものに置き換えてください。

    {
        "KeepFilesInCache": true,
        "SchemaVersion":1,
        "SecondsBeforeTimeout":150,
        "Login": {
            "ServerID":"Nintendo Developer Portal (NO-POPUP)",
            "DataLocale": "ja",
            "UserName": "ndpuser",
            "NonInteractivePassword":"YourPassword",
            "SavePassword": true,
            "Retries":3
        },
        "RemoveGlobalsAfterLastEnv": true,
        "StopOnFirstInstallFailure": false,
        "DownloadCachePath": null,
        "DefaultEnvironment": {
            "RootDir":"C:\\Nintendo",
            "Name":"TestEnvironment"
        },
        "DefaultDevkit": {
            "Platform": null,
            "Identifier": null
        }
    }
    警告:

    ファイルに暗号化されていないパスワードを埋め込むと、ファイルが不当に取得された場合、NDP アカウントに不正にアクセスされてしまう可能性があります。そのようなリスクを許容できない場合は、NDI をご利用ください。NDI は保存されたパスワードを暗号化します。