4.15. 開発環境のリカバリ
NDI の機能を使用せずに環境ファイルを移動または削除すると、その環境は無効な状態になります。この状態では、その他のインストールや変更は行われない場合があります。NDI には、無効な状態になった状況に応じて、このような環境をリカバリするオプションが 2 つ用意されています。この状態は、環境リストにアイコンが追加され、「管理」メニューボタンが「解決」メニューボタンに変わることによって示されます。環境がこの状態になると、2 つのオプションが提供されます。環境のリカバリを試行するか、あるいはソフトウェアパッケージを削除せずに NDI から環境を完全に削除できます。稀なケースとして、NDI が環境を削除する必要が生じる場合があります。次の手順は、環境のリカバリを試行することを想定しています。
環境をリカバリするには以下の手順に従います。
- NDI を起動して「開発環境の構築・管理」をクリックします。
- 「開発環境の構築・管理」画面で、環境リストから該当の環境を検索して選択します。インストールに失敗した環境の右側にはアイコンが表示されています。
- 画面の右側にある「修正」メニューを開きます。

- リストから「紛失した開発環境を復元する」を選択します。
- リカバリオプションを選択します。両方のオプションについては以下の個別のセクションで説明します。

このシステムを検索する
リカバリする環境を開発システムの別の場所に移動し、その環境に有効なインデックスファイルがある場合、このオプションを使用します。このプロセスは、紛失したファイルと NDI をリンクしますが、インストール済みのソフトウェアのインストールや変更は行いません。
- 環境のシステム上の場所を「場所」フィールドに入力するか、または「参照」ボタンを使用してフォルダを選択します。入力した場所の下にあるすべてのフォルダで、NDI と関連付けられていない環境が検索されます。「検索」をクリックします。

- NDI と関連付けられていない環境インデックスのリストが表示されます。環境が見つからないとエラーが表示されます。

- インデックスを選択し、選択した環境と関連付け、リストからリカバリプロセスを開始し、「リカバリ」をクリックします。
- 環境が NDI にリンクされます。
アーカイブから再構築する
リカバリする環境が削除されたかまたは別の方法で開発システムから除去された場合、このオプションを使用します。このプロセスでは、NDI が記録した環境の最新の状態がインストールされます。この場合、環境に対する外部からの変更は保持されません。
- 環境をリカバリする際に使用する名前と場所を入力します。この名前と場所は、リカバリ前の環境名および場所と同じである必要はありません。「次へ」をクリックします。

- 次の画面に、リカバリ対象の環境の一部として記録されるパッケージが表示されます。指定したディレクトリにこれらのパッケージをインストールする十分な領域があることを確認します。「すべてインストール」をクリックするとインストールのプロセスが始まります。

- 指定した場所に環境が再構築されます。